牧義夫からの一言

牧義夫が毎月お届けする一言コンテンツです。

 

2007年10月31日更新

2007年10月31日の一言

「防衛省の腐りきった状況について・・・官僚制度の問題ですか?個人の問題ですか?」との質問を頂きました。今回の守屋前事務次官の不祥事については、たしかに守屋氏のキャラクターに起因するところが大きかったとは思いますが、一方で防衛省が構造的に内在させる問題点にも目を向けなければならないと思います。
防衛省の内局(背広組)は「シビリアンコントロール」の名の下で、長年にわたり制服組を抑圧してきました。「シビリアンコントロール」の真の意味は議院内閣制の下で国民から選ばれた総理大臣が最終的な指揮権を持つということですが、守屋氏を筆頭に内局事務官はこの意味を「背広が制服をコントロールする」かの様に敢えて曲解し、権力をほしいままにしてきました。
海上幕僚監部の防衛課長(制服組)がインド洋での給油量を間違えて報告し、その後そのまま隠蔽したという話はトカゲのシッポ切りで終わりそうですが、内局が知らなかった筈はありませんし、ウソの答弁をさせられた当時の官房長官もマヌケですね。青年将校が決起しないのが不思議なぐらいですね。


2007年10月13日更新

2007年10月13日の一言

歴史教科書の沖縄戦の記述をめぐる文科省の検定意見について、国会内外で大変な論争になっております。
先の大戦において、沖縄の多くの皆さんが本土の人々以上の辛酸を味わったことは否定できない事実です。教科書用図書検定審議会の付した検定意見もこれを否定しようというものではありませんでした。
では、何が問題になっているのでしょうか。私にはよく理解できません。政府は、教科書出版会社に訂正の申請を提出させて、それを受容する形でコトの決着を図ろうとしているようですが、この事が問題をさらに分かりにくくしています。審議会の意見は間違っていたと認めたのでしょうか。
イデオロギー論争をしている場合ではありません。子供たちには、「歴史の真実」を学ぶ権利があるのです。


2007年10月 6日更新

2007年10月06日の一言

 総理の所信表明、各党の代表質問も終わり、三週間ぶりに国会の論戦が再開することとなりました。重要な懸案事項がこの間、放置されていたことは紛れもない事実ですが、いまさらその責任を問う気にもなりません。これ以上の停滞はもう許されない、ということです。
 ついこの前までの猛暑が嘘のようです。すがすがしい秋空の下、地元の各学区で運動会が開催されています。目に染みるような青空の下、日の丸が悠然と棚引く様はなるほどいいもんだ、やっぱり「美しい国」だなどと感じ入りながら、この連休は開会式をせっせとまわっています。
 多少の手間はかかっても、やはりきちっと手続きを踏むのが民主主義の要諦です。人権や法の支配が担保されない国では物事がもっと迅速に進むのでしょうが、私たちは既に民主主義の価値観を選択しました。だから苛々しながらも新総理の登場をじっと待ちました。今後も「衆参ねじれ」の国会運営の中でさらに苛々する場面が予想されますが、この「ねじれ」が解消する次の総選挙まではとにかく地道に前進あるのみです。
 テロ特措法についても同じことが言えます。今わが国に必要なことは、国際社会の中で「きちっと手続きを踏んだ」貢献を進めていくこと、そのための国内的な原理原則をまず明確に打ち立てること、なのです。小沢に任せておいたら日本が米国から見放され、国際社会からも孤立するかのように喧伝する人もいますが、いったい何に怯えているのでしょうか。
 「戦後レジームからの脱却」と言うなら今こそその最良のタイミングだと思うのですが・・・などと棚引く日の丸の下で今考えております。


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